ブラック企業大賞とは

ブラック企業大賞なるものが発表されるイベントが、人気を呼んでいます。
大賞と言えばすごく良いイメージがありますが、ブラック企業として大賞を受けるのは大変不名誉なことですし、社会的信用度が落ちてしまい、顧客が離れるのにも繋がってしまいます。
そんなブラック企業大賞とは、どのような基準で選ばれているのでしょう。

まず、残業時間が長い、労働時間が長い、残業代を支払ってもらえない、労働時間に合わない安月給等が挙げられます。
意図的にグレーゾーンで働かせて、社員に文句が言えないような体制を作っているのもブラック企業の特徴だといえます。
その他は、上司から部下に対してのパワハラが日常的に行われている、ひどいセクハラが当たり前になっている等の審査項目があります。

ブラック企業大賞は、ブラック企業大賞企画委員会というものが2012年から決めるようになりました。
これは、ふざけ半分で発表されているわけではありません。
ブラック企業という大変ダークな社会的問題を、ある意味軽い感じで取り上げ、ブラック企業の社会的認知度、その非常さを訴える手段として大変有効です。
この企画委員会には、弁護士や映画監督、ルポライターや労組代表等様々な分野で活躍している有識者達が名前を連ねています。

 

どういった企業が選ばれているのか

弁護士や労働組合の代表者等が委員を務めるブラック企業大賞企画委員会。
2012年から、ブラック企業だと認められる会社を名指しで発表するようになりました。
ブラック企業大賞なるものを与え、世間にその認知度を広めています。
この大賞は、どのようにして決められるのでしょう。

労働法に触れていないか、まずはそこが見られます。
グレーゾーンぎりぎりで労働者をこき使っているような場合も、見逃されません。
パワーハラスメントやセクシャルハラスメントで社員に嫌がらせをしたり、それを常套手段としているような体質の企業や法人もブラック企業大賞の立派な候補となります。

ブラック企業大賞では大手企業でも名前を伏せることなく発表されているので、就職や再就職を決める時の大いなる参考となるでしょう。
テレビニュースで報道されたり、インターネットで検索すればすぐにブラック企業大賞を授かった企業を誰でもいつでも見ることができ、とても役立ちます。

 

ブラック企業として選ばれる背景

どうして、ブラック企業等が誕生してしまったのでしょうか。
バブル崩壊後から、企業側のコスト削減が重要課題とされて、末端の社員に対して過酷な労働条件がしいられるようになりました。
残業や休日返上はもちろん、ろくに給料がもらえないようなことも珍しくありません。
それでいて、会社の雰囲気が社風から社員がそれを訴えることもできず、黙々と働き続けなければならないような環境が整っています。

パワハラやセクハラも日常茶飯事で、人権なんてまるで感じられません。
そのような企業は実際に働いている人や、すでに退職した人が身を持って実感したことなので匿名性の高いインターネット上で企業名が広がっていきます。
ブラック企業大賞は、社会的問題の認知度を高めるために作られたものですが、ブラック企業を潰すことが目的ではなく、誰もが働きやすい社会を作っていくのが目的とされています。