テレビで見かける会社でも

私が独身時代に勤めていた会社は、非常に知名度の高い大手企業でした。
当時は深夜だけではなく昼間の時間においてもCMが流れる機会もあり、就職したての頃は皆に自慢をしていた記憶があります。
ただそんな生活は入社して数年だけでした。

会社の本社は名古屋にあったため、入社前に何度か訪れる機会があったのですが、大手企業らしくロビーから非常に綺麗で圧倒されてしました。
また働いている人たちも皆生き生きとしていた事もあり、「こんな会社に勤められたらなあ」とまで思っていました。
実際その会社の競争倍率は、同業他社と比べても高い水準を保っていた事もあり、周りの友達をいっしょに面接を受けたものの最終的には私のみが内定をいただく形となりました。
今思えば受からなかった友人たちが、とてもうらやましいとしか言えません。

 

労働環境は最悪そのもの

最初のうちは本社と自宅から近い場所にある会社を行き来する日々が続いていましたが、1か月ほど経ったある日に地方の支店への異動命令が出されました。
そのころまでは事務仕事をメインに行っていたのですが、地方の支店で課せられた仕事は営業でした。

今まで営業なんて無関係な仕事をしてきた私にとって、この命令は残酷そのものでした。
なんせ地方での営業な為、ほとんどの人は自社の内容をよく知っており、改めて受けてもらえる事なんてほんのわずか。
そんあわずかな希望の為に毎日夜遅くまで勤めていた記憶があります。

何より辛かったのは、上司から受けるセクハラまがいの依頼です。
「女性なんだから体を張って数字を取れ」だの「お前の魅力は何だ?トークが出来ないならその体を見せてこい」だの、まさに最悪そのものです。

確かに人と比べてある程度があるスタイルはしていましたが、そんな物の為に保ってきたからだではありません。
結局その一言が決め手となり、退職を決めることとなりました。

 

女性が働きづらい環境に

セクハラ以外にも女性が働きづらい環境だと思った部分は沢山あります。

例えば帰宅時間についてです。
契約では残業をしても夜9時頃までには帰れるような話だったのにも関わらず、日付を超えて帰る日もざらにあったのを覚えています。
当時から美容に心がけていた私は、遅く帰ってもある程度肌の質を保ちながら今日を迎えていますが、そんな余裕もなく営業に向かうような真面目な人では、せっかくのお肌を台無しにしてしまうようなきっかけとも考えられます。

また休日の少なさもネックの一つだと考えていました。
1週間の間に休みが無いのは当たり前で、月によっては10日間連続で働いた事もあります。

その後は支店がつぶれた、という風の噂も耳にしましたが、当時働いていた人間からすると「あたり前だろ」なんて言いたくもなります。