即採用という甘い罠

私が大学卒業後に中途で入社した会社は、まさに最悪な現場でした。
何が最悪かというと、パワハラが日常的に横行していた事実です。

それまで私は色々な会社で就活をしていたもののなかなか内定をもらえず、半年間ほど印刷関係のアルバイトをしていました。
するとある日、自宅から数駅離れたところの印刷会社から求人が出ている事に気づき、アルバイトの休みを狙って面接へと行きました。
すると不思議な事に書類もあまり目を通さず即採用との事。
今まで校正や印刷関係の正社員をあこがれていた私は、ちょっとした違和感にも感じずただ喜んでいました。

言葉によるパワハラ

印刷関係のお仕事は非常にハードで大変だと先輩方から聞いていた事もあり、入社後しばらくはへとへとになりながら働く日々でした。
しかし自分が好きな仕事でもある為、根気よく続けていける自信も秘めていたのは事実です。

労働時間も入社して3か月ほどは定時で帰ることが出来たため、非常に安定した仕事にありつけたな、なんて軽い気持ちで考えていました。
あの日が来るまでは。

3か月半程度経った頃でしょうか。
「明日から子会社のほうで働いてほしい」との通達を上司から受けたのです。
子会社といってもすぐ傍にあるビルでの勤務だったため、特に考えず受理したのですが、これが問題発覚の糸口になるとは夢にも思いませんでした。

子会社では元々働いていた現場よりもぐっと人数が少なく、一人当たりの仕事量も倍以上だったのを覚えています。
それだけなら自分の頑張りで何とかなる、と腹をくくっていたのですが、上司からのパワハラが異常だったためすぐに心が折れてしまいました。

もっとも衝撃的だった一言は「俺より早く電話に出ないなら殺すからな」という脅迫です。
こんなこと普通に考えたら異常な光景なのですが、当時必死だった私にとっては命令として素直に受け取ってしまいました。

自分ではどうする事も出来ず…

そんな脅迫まがいな事が続き、しまいには事務仕事を行う時に激しいめまいや動悸を起こすようになってしまいました。
仕事の量も増えたこともあり、身も心もボロボロになった私は、異動後わずか半月で退社を決めました。

これから就活をする人に言える事は、子会社への異動であっても必ず上司に異動先の情報を調べてもらう事が大切だという事です。
場合によっては私のように体を壊してしまう危険だってあります。
自分の身はしっかり自分で守りましょう。