地元では有名な会社

私が就職したのは地元でも有名な会社です。
何が有名かというと、事業内容ではなく労働環境のひどさについてです。

何も取り柄がない私でも、自宅から数キロ離れただけの職場に就職できたのは本当に奇跡でした。
でも今思えばそれだけ求人を出しても人が集まらない「何か」がネックになって、離職される人が多かったのかもしれません。

面接の時は非常に親切な方に対応していただき、分からない点などを全てお教えいただきました。
(後で分かった事ですが、その時の面接官は社長の奥様だったそうです)
書類などを見ながらの面接でしたがすぐに内定をいただき、さっそく明日から勤めてほしいと言われたのですが、ここから少し違和感を感じつつありました。

 

まさかのサービス残業多発

なぜ勤めてもいないのに違和感を感じたのか。
その理由は周りの人たちの顔を見て思ったからです。
正しくは顔の目の部分に強烈な違和感を感じました。

面接が終わったのが平日夕方6時頃だったのですが、一向に帰る人の姿を見かけることがありませんでした。
それもそのはず、みなさん毎日夜10時頃まで働いていたそうです。
面接の時に受けた説明では「8時~17時」という定時で帰れるとの話でしたが、この状況を見る限りあまり信用は出来ませんでした。
しかし就職したばかりなのだから、せいぜいかかっても夜7時ごろまでだろうと考えてその日は帰りました。

ただ次の日、働きに出てみると早速サービス残業の強制を受けたのです。
「周りはみんな夜遅くまで働いているのだから、あなたも勉強のつもりで残りなさい」
なんて理不尽なことを言われてしまい、あとはなすがまま作業に取り組む毎日です。

 

それでもやめられない理由

それでもこの会社をやめられない理由があります。
それは周りの人たちが本当に親切にしてくれているからです。

今までろくなバイトも出来ていなかった私を、まるで本当の家族のように支えてくれた先輩方を裏切ってまで仕事を変える余裕はありません。
しかしこのままではサービス残業だけで疲労が蓄積していく一方です。
周りの友達からは早く辞めたほうがいいと言われていますが、なかなか決心がつかずどんどん時間がたって行く一方なんです。